くそ雑多なひとりごと
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フィクションでたまにいる、『作中でその存在が示されているが直接登場しないorセリフ少なで終わる、しかしかなり存在感のあるキーキャラクター』って私はけっこう好きなんだけど、

こういうキャラのどういうところが好きかと言うと、作中で実体がないからこそ受け手の想像の中で解釈したり、こういうヤツだったんじゃないかと考えられ、それが個々人の脳内に無数に存在することによる不定の化け物感なんだよな。だから人によっては極めて恐ろしい存在と想像されていたり、そうでもなかったり(あまりピンとこない人にとっては本当にピンとこなすぎてもっと描写せえと批判されたりもする)
とにかく様々で、それがいい。口承の中にしかいない妖怪みたいで。

いい。
…んだけど、こういうキャラクターが、二次創作の盛んなコンテンツで、オタクウケのよい性別や設定で出てきた時、その『不定の存在』を用いた二次創作がたくさん発信され、徐々にオタクの共通認識として『こういうキャラ』という幻想が共有されはじめ、下手するとそれを公式が受け入れて二次設定に阿ったような後出しコンテンツを出してきたりして、もうそうなると、私の好きな『不定の化け物』では全くなくなり、なんなら最も唾棄すべき『二次創作の逆輸入』という極めてしょうもない存在に成り下がってしまうことがあり、そういう感じになると、ハ~~~~~~~~~~~~ア(デカため息)ってなる。


細かすぎて伝わりづらいフィクション謎存在あるある

#ANNO_Mutationem アノー:ミューテーショネム、コピーライトが長すぎて画像内のテキストが隠れる問題

#-sage
都市伝説解体センターのネガティブ感想、「いや、それは別にいいだろ」なのもあって面白いな。普段ならまず目にしないようにしている層って感じで

センター長が本当は存在すらしなかったなんてひどいよ…、みたいなの、それは正直、話の核すぎるので全否定にも程があるすぎるな。多分同じ口でロンパの好きキャラがクロだったときも同じようなこと言ってそうって思っちゃった。ごめん

センター長が本当は存在すらしなかった(作中事実)
でも俺達ってセンター長を“観測”してただろ?(メタ的な認識による存在認識)みたいなのがあるから、ないけどある、という存在ではあるとおもうんだよな。センター長みたいなキャラって
(この場合細かい整合性やツッコミどころは一旦置いておくとして)

まあオタクって『存在して、生存していて、余白があって、日常や延長を見れないこと=つらすぎる』という図式になる人もいるので、まあしゃーない…好みだし…とは思うけど、しかしそれをゲームの出来の悪さとするのは…違うだろ!!絶対こういう人って別のゲームでもキャラが自分の思い通りにいかなかったことを作品の出来にすり替えてるんだと思う。そうじゃないんだよ~そうじゃない…

センター長はある種の怪異としてはめちゃくちゃ無二の存在感を放っているので『存在しないけど存在しまくってる』認識であんま悪い感じしないかな~私は

あざみとの冒険を楽しんでそれを彼女との思い出にしようと思ったけど急に突き放された、しかも別になかったイベントをさもあったかのように見せられて「なんなんだよ!!」ってなるのは理解できるな。
あと、ジャスミンが諸々の設定のせいで無能っぽくなっちゃったじゃんとガッカリするのもわかる。アレは若干キャラ性が犠牲になっちゃってるし
とは言えまあもうあれはセンター長がなんかわからんけどすごすぎてすごすぎたってことにするしかないよ(?)しらんけど
▲とじる

#-sage
都市伝説解体センターのネガティブ記事、割とミステリーの定義ADVの定義でケンカしてるのはなんか私とは関係ない話でおもしろいな。正直これは他の物議醸しADVでもされてる議論な気がして、フーンってなってしまうところはあるかも。

ジャンルどうこうじゃなく、楽しませてほしいんだよな。途中も(途中楽しめなかったことを一生根に持っている人?)

①1~5話あまりにもおもんなすぎ、②明らかなバズ狙いの作り、③テーマ性に対してちょっと手つきが迂闊なところが私の問題視しているところという感じだろうか。ミステリやADVの定義は別に楽しめればなんでもいいッスってなるな

特に今のところあまり言及してる人を見ないけど③はけっこうキツいなと思うところがあって、偏見よくないよねって言った口で偏見で他者を糾弾するようなところがあるのは明確によくないなーと思ってる。インターネットに真摯というならそこはもっとちゃんとしてほしかったな。

SNSや社会描写にそこまでリアルさを感じられなかったの、私がFラン大学就職チャンネルを見過ぎて目が肥えてた説がまあまあ濃厚な気がします(あそこは解像度高くて嫌なもの描くのがうますぎ)

魅力的なキャラクターの存在が物語を牽引し、続きを見たいと思わせる強烈なモチベーション源になる、という作用は作品づくりの上で極めて強力に効果を発揮するし、実際自分も『気になるキャラがいる』というだけで楽しくなっちゃうことあるし、当然ながらキャラと物語は切り離せない要素ではある、のだけど

キャラの魅力“だけ”に頼るようなことになるのは避けたいし、特定のキャラに強烈な興味を持てなくても楽しめる物語、というのが理想なのだよな~みたいなことをたまに考える。いわゆる、『推し』がいなくても楽しめる物語であった方がよい。と思う。私は

そう考える一方で、自分の考えるストーリーが脳内でゲシュタルト崩壊してきた時ってついつい「キャラクターッ!!!おまえたちがなんとか場を保たせてくれーーーー!!!!オレはもうだめかもしれんーーーー!!!」って思考になってしまい、オレは…オレは弱い……
いや、引っ張ってくれるほどの魅力エネルギーがあるキャラがいればけっこうどうにでもなるんじゃねーか?そういうパワーのあるキャラを作って動かすのが一番難しいんじゃねえか?と言われるとマ~~~ジでそうなんだよな。

結局どっちかじゃねえんだ!どっちも!ストーリーはキャラクターだし、キャラクターはストーリーなんだよな。そうだそうだ!そうです。お忘れなきよう。

#-sage いいかげんノイズ感あるのでトシカイ関連はサゲるか

都市伝説解体センターの感想note、肯定的に分析してるのもネガティブ吐き出してるのも両方言いたいことわかるの面白すぎる。クリアしてからの方がトシカイを楽しんでいるかもしれない(プレイ中はどうしてもずっとチープな謎解きを延々させられる羽目になるため…)

ていうか
プレイ中の謎解きや作業を極めて退屈だと感じた私の場合、もしかすると都市伝説解体センターって唯一の『ネタバレを知ったうえでプレイした方が楽しめた』可能性がある…?

うわーここのあざみのセリフ、うわー、とかここの描写あれじゃん!みたいなのを挟めると初見プレイ時より面白がれる範囲増えてた気がしないでもない。情報集めるのも楽しめたかも。いや、しないけど。ネタバレ知ってプレイは今後も一生

なんかみんなミステリとしてどうか~とかADVと呼べるか~とか言ってるけど私は普通にプレイ途中が退屈だったのが一番よくなかったと思っているよ…単品のストーリーとしては延々「そう…」「そっすか…」「ふーん」ってなる話しかしてなかったのが
ストーリーに先が気になる、もっと興味を強く引っ張る要素があるか、もしくは操作していてなんだかわからないが気持ちよくなれるところがあるか(十三機兵でミサイルを撃ちまくる行為などがこれに該当)、どっちかはないとしんどいんだなと思った。私は

まあそこはキャラに興味を持てている状態ならもうちょっと楽しめただろうとか、SNS描写や社会の描写にどこまでマジになれるかによって違ってくる部分ではあると思うんだけども。むずかしいな。
感想とか読んでても割とその人の価値観や世界・社会の見え方がよく出る作品だなという感じがあって、じゃあもしかして途中の話を「ふーん…」としか思えなかった私がロクデナシなのでは!?みたいな変な疑いを…やめろやめろ!


あざみにマジになれた人は本当にこのゲームのトロの部分を全部しゃぶりつくせたんだと思う。1~5話もめっちゃ楽しめただろうし、いいなあと思った。私はなれなかった あざみにマジになることが……。まあなんかあるんだろうな、以上の感情を持てなかったのが敗因かもしれない。こればっかりは個人のキャラの好みだから仕方ないといえば仕方ないけど
▲とじる

最近読んだ記事の感想 #memo

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ハウツーだけじゃなく“きらら系”の分析も含めて面白かった。きらら系は情報量多い、本当にそんな感じする。1ページ8コマだもんな……世相にだいぶ反抗しててすごい。
ぼくも八百八郷きらら描きたいな


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シャインポストってアニメ化した時はほんとにアイドルもの飽和期だったのもあって普通にスルーしてた気がする。今バンチャンの履歴みたら2話で切ってた痕跡があった

それはともかく、モバイル版制作頓挫して音沙汰なかったIPから急に『Switch2のローンチで出ます』って言われるオタクってどういう気持ちになるんだろう。って考えたらすごすぎる。死んだもんだと思うじゃん普通。そりゃあライターの人も叫ぶわと思った。何があるかわからないな世の中…

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これもあとで読んでみよう


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skypeが存在したということを石に彫り込んでいるような記事だ
私も全盛期は毎日のようにskypeで通話したりプレイしてるソシャゲに何かあった時早朝5時とかに大集合してたからノスタルジってしまった。早朝5時ってなんだよ(ゲームの日付変更時間に合わせて新キャラ実装告知フラッシュが仕込まれていたというアホみたいな話)

#tales 次弾リマスター今夏発表のメルマガきてたけど、これこのタイミングで予告までしてレジェンディアじゃなかったら暴動では?っていう謎の心配をしてしまった

私はレジェンディア周年だからとリマスターが来るかどうかは微妙じゃね…?って思ってた方なんだけど(だって他タイトルは周年でそういうの出たわけじゃないし)
『周年イベントをやる』『何らかのリマスター出します予告』まで札が揃ってしまうと流石に期待するし、こ、これでレジェンディアじゃなかったら…!?そ、想像したくない!

どうしよう 人の心がわからないテイルズスタジオ「次のリマスターは…テイルズオブジアビス!」だったら。絶対ないとは言い切れないんよ。申し訳ないけどテイルズスタジオに人の心を尊重してくれそうな期待ができるほどの信頼と実績がない。
レジェンディアってずっとアビスのせいで割りを食ってるからこのタイミングでアビスのリマスターが発表されたら積年の恨みが爆発して一揆が起きちゃうよ。(レジェンディア発売直後くらいにアビスの初報が大々的に出て完全に日陰に追いやった歴史)うーんGR

それはそうとして普通にレジェンディア再プレイしたいから普通にリマスター出してほしい。もっさり戦闘システムももうそのままでいいから

けっこう自分の呟き見返す方なんだけど、都市伝説解体センター関連発言は妙に言葉が強くなるな。こわ GRかも

キャラクターの話(昨日の自分に対する反論(?))
トシカイのサブキャラはキャラ未満である、と書いたけど、冷静に考えるとこれが適用できるのは“悪人”のサブキャラくらいまで範囲狭められるのかも。と思った。

今人気投票記事眺めながら考えてたけど、ガイドさんはまああの感じで何も知らない一般人みたいな感じは面白だったし、クローゼットの司書が出番少なながら記憶に残るのもわかるし、美桜は描写も多めで最後の豹変も含めて人間性や人生を伺えるのだよな。

どっちかっていうと『悪人の人格をあまり認めていない』のかもしれない。なんか悪人になった瞬間めちゃくちゃ表面的になっているような。

眉崎はほぼ裏表を感じないシンプルな「ヤなやつ」をずっとやってるし(こいつってセリフ多いくせに追放系の追放元パーティくらい味しないよね)、黒沢は『外面はいいけど中は真っ黒のボンボン』を地でやりすぎて、それしかやってないせいでほぼそれしかない人になっちゃってるし、きのこはバズのためなら何してもいい不快指数高め配信者以外の情報ないし、

栄子はファーストインプレッションでの『SNSの運用危うすぎるけどリアルで会うと人当たりいい雰囲気に感じるのはわかる』っていう点は少し人間を感じたんだけど、本性表した後はもうそのムーブをする機械になってしまったように思えた

謎の人気でおなじみの山ガスは、5ソサエティの中なら上位に来るのはまあわからなくもない。頭よくて直接対面時はずっと理性があったし(他のメンバーが直接対面時の理性なさすぎるだけかも)
ガスマスク被ってるWEBライターの、「なんかいそう」感もわかる

ただ、そんな山ガスも5ソサエティという“場”においてはテンプレ悪人ムーブしかしなくなってしまうんだよな
©Hakababunko / SHUEISHA, SHUEISHA GAMES
©Hakababunko / SHUEISHA, SHUEISHA GAMES

これはもしかして示唆しているのか…?多少賢ぶってるヤツでも、ある“場”の一員になり、その空気に酔うと個や人格を失い、ただの大きな化け物と化して、自己の責任を考慮することなく暴走するという、現代SNS社会の………
深読みです トシカイさんがそこまで考えてるかどうかは知らない

でもこのスチルがみんな同じ顔をして同じ服を着て(服はチャンネルのユニフォーム的なのかもしれないけど)5人いるけどほぼ“同じモノ”になってしまっているのは、割とそういう示唆はあるのかもしれないな。そう思うとこの作品のやりたいことと5ソサエティの描写のペラさはわからなくもないのかも。露悪だし、やっぱりキャラクターとしてじゃなく背景要素みたいになっちゃうけど。おれたちもな、5ソサエティになっちまうかもしれないんだ。GR▲とじる

都市伝説解体センター(ネタバレのしょーもな呟き)
「ゆっくりあざみです」「ゆっくりアユムだぜ 今日も都市伝説を解体していくんだぜ」←ゆっくり形式の動画という、一人で考えたことを二人に分けて喋らせる形式を踏襲した都市伝説解体センターという、ウィットに富んだギャグ▲とじる

都市伝説解体センターをしたあとにインターネットをウォッチしているのは最早作品の延長体験じみた何かなのかもしれない
なんか面白いのが(やや下世話な話なので畳み)

Steamレビュー→絶賛と批判がそれなりに混在
Xで検索→トップに出てくるのは絶賛や楽しんでいる(広義)の叫び(ポジティブが伸びる)
noteで検索(人気タブ)→ネガティブ寄りの記事がかなり多めに見える(ネガティブが伸びる)

でプラットフォームによってけっこう空気感が違う。面白~

「Xで言うと楽しんでる人に水を差しそうだから…」って感じでnote書いてる人もいるので、そういった「空気を読んだ結果」でもあるのかも。ていうか私もまあまあそんな感じだしな…(かなり引っかかる話を主にしているのでSNSでは話題にせずずっとここで壁打ちしちゃってる)

なんやかんや一番意見のバランスがいいのはSteamのレビュー(参考になった順)で、高評価の人も引っかかる部分の話をしてるし、低評価の人も評価点を挙げたりしてる。いいインターネットかも。新着順にすると有象無象になるけども▲とじる

都市伝説解体センター ネタバレの部分
5ソサエティ、カスなんだけど各話の犯人それぞれ集めたらYoutuberグループでしたっていうのはけっこうワクワクするし、奴らにも結成した経緯や人間関係や視聴者との交流や少しばかりの良い面があったりするのかなあみたいなことを少し考えたりはしちゃったんだよな。でも作品的には別にそういうとこ見せるモンじゃねーから!こいつらはカス!以上!って感じで「そっすか…」だったのがなんか いやいいんだけど別に掘り下げなくても


5ソサエティに感じるガッカリ感、やっぱり『Youtuber』に対する偏見、どうせこんなヤツらだろ、で止まってたのがやっぱなんかもったいなく思えちゃったのかも。素材はめっちゃいいんだよ。でも料理人が調理する気のない素材だっただけで

いや別に同情できる要素がほしいわけでも、オタク的に関係性モエ~したいわけでもないんだけど、ここもっと面白がれた気がするな…と思うとなんか惜しい気持ちになってしまうんだよな。ここでもっと世界の解像度上げられたんじゃないかみたいな。

5ソサエティだけFラン大学就職チャンネルに描かせろよ!どうしようもないカスで同情もできないけど妙に解像度の高い固有の人間性見せてくれるから!!(都市伝説解体センターをFラン大学就職チャンネルに監修してほしすぎる人なんなんだよ!!!)(ほんとになんなの?)▲とじる

#oreshika 考えれば考えるほど最初はキャラクター未満の記号舞台装置的モブだったおっさんが“キャラクター”になれたのってなんなんだ…?不思議な力?ってなる 不思議な力かも

『描写は少ないけど人間性やバックグラウンドがなんとなく伝わってくるキャラ』が一体どういうレシピで成立しているのかは自分でもよくわかっていないので、難しいのは難しいんだろうなと思う。そしてそれを自然にできちゃう人もきっといるのだろうな

まあでもあれか、たとえ描写が少なくても荒木先生みたいに履歴書作ってれば「その人しかしない挙動」がしっかり滲んでよいかんじ、なのかなー

都市伝説解体センターのレビューや感想などを色々見て考えてたこと
ネタバレはないけど構造的な話はしているので畳み

『解決が強引』関連
これは私はそこまで気にならない方で、多少強引でもパワーと演出とエネルギーで突っ切ってこられるのは嫌いじゃないかも。と思った。
というか、自分が割と強引なエネルギーで突破する話を作りがちなので甘めに見てしまうところはあるかもしれない。自創作や俺屍補完創作を見てくれた人はわかるかな… niko

しかし一方で、納得感もなければエネルギーもない淡白な解決というのはどうにも許容できない、という感じなのかも。私って どっちかはあれよ!ってなっちゃうらしい。
だから都市伝説解体センターの序中盤はほんとに楽しくなかった。終盤については、色んな人が言ってるようにツッコミどころはあるけどエネルギーがあったのでけっこう好きだった。



『キャラクターに魅力があるかどうか』
この作品はキャラクターが魅力的だ、いや魅力的じゃなかった、主人公が好きだった、好きじゃなかったっていう真逆の感想が出るのはこの作品に限ったことじゃない。人格って人間の好き嫌いがめっちゃ出るところだから。

その上で、私に「この作品のキャラクターに魅力があるか」どうかと問われると、『主役周りにはあるが、それ以外はキャラクター未満である』となるかなあ。

主要人物周り4人くらいはしっかりキャラクターとして成立しているし、魅力もあるし、それが物語を牽引したり、プレイのモチベーションに一役買ったり、ファン活動に繋がったりすることは理解できる。私が好ましいと思っているかは別として(私に特別刺さるキャラはいなかったけど、刺さる人がいるのもわかるの感じ)

ただ正直、それ以外のほとんどのキャラは『役割のために与えられた人格の一面』しか見せることはなく、例えば『悪いやつだけど憎めないところもあるんだよね』みたいな人はほぼいなかった。悪いことをする役割の悪いやつ、プレイヤーからヘイトを向けられるためのヘイト役、情報収集の時に情報をくれる人、基本的にそれ以上でも以下でもなく、他のパーツに代替可能に思えた。それってキャラクターなのかなあというと、キャラクターではないかな…と思う。

あんまり他タイトルを挙げて比較みたいなことするのもアレなんだけど、逆転裁判やパラノマサイトなんかの、ADVジャンルとして同時に名前が挙がりやすいゲームって主要人物以外も多面性や魅力を感じやすいのだよな。出番少ないキャラでもその少ない描写で面白い面が伝わってきたり、バックグラウンドがちょっと想像できたり。『こいつマジで悪いやつだし自己中だし犯罪者なんだけど、どことなく愛嬌があって個性を感じるので嫌いになれないんだよな』『ほんとに擁護のしようがないゴミカスだけどまあ、お前がそうなった理由はわからんでもないよ』みたいな、そんなサブキャラクターの魅力があるんだよな。グレーの魅力というか。

都市伝説解体センターのサブキャラって基本的に『悪いやつ!クロ!ゴミカス!以上!』って感じなので、そこは全然魅力的に思えないな……とはなってしまった。本当に誰でもいい。ステレオタイプだな~って感じで。小悪党の記号しか

これについては重要視する人とどうでもいい人に分かれそうだけど、私は『その世界を楽しみたい』タイプのオタクなので、主要人物以外の人格がハリボテだと『この世界ってここまでしかないんだ。』って感じがしてちょっと萎えちゃうんだよな。

トシカイのこういう部分って現代のインターネットを主題にした弊害もあるのかな~。『こういう役職や立ち位置の人ってこうだよね』の“こう”の部分を受け手の経験や偏見に委ねすぎているというか。普段ネットをやっててまあ目にする、ああいう炎上やああいう有名人の感じね、見たことあるわこういうヤツ、で補完できなくもないというか…?

でもやっぱそれってキャラクターでも独自世界観でもないので、なんかもうちょっと……とは思ってしまうな~~~~ 主要キャラはちゃんと立ってるのにサブキャラを割り切り過ぎである。



私にとってキャラの魅力とは『善か悪か』ではなく『人格を持っているか』『世界を広げてくれるか』なんだろうな。だから別にトシカイの悪人に魅力を感じないのは悪人のカスだからじゃない。その要素しか出てこないからである。▲とじる


トシカイって良くも悪くも『やりたいことがハッキリしすぎている』なのかもなあ(やりたいことがハッキリしすぎていてそれ以外のディテールが雑になりがち)

都市伝説解体センターのSteamレビュー見てるけど、やっぱ私が問題だと思ったところを問題視してる人はけっこういて、なんかよくわからんけど安心した。いやだな、自分と同じ意見の人を見て安心するの。インターネット潔癖症?

「絶賛されてるけどさあ!?ここは流石によくなくない!?」って言いたくなる人の気持ち、わかる~、けど、話題になるものって賛否両論あってナンボみたいなところあるし、そこまでも計算されてデザインされた最新・バズ・ゲームだったらどうする…?(都市伝説解体センター陰謀論)(都市伝説解体センター都市伝説)

マジでゲームの作りとしては『バズる』ようにできていて、作中でインターネットやSNSを扱うゲームが現実のインターネットやSNSすら掌握してるんだとしたら……すごくね?とかついつい考えてしまうんだけど、マジで都市伝説解体センター陰謀論なんよ。制作目線で言えばそこまで世の中をコントロールできりゃあ苦労しねえわ


でも、賛否両論コンテンツって賛否どっちか側につくことが多いけど私の場合割と賛と否両方に精神が分裂してて面白い。賛の部分はこまけえこと気にしなければめっちゃ面白いしなんだかんだプレイしてよかったなとは思えてる一方、否の感情側は「いやーーーーーーーーーーー…うーーーーーーーーーーーーん………」と唸り続けており、不思議すぎる感じだ

最近ことに思うこと、私は『大衆の思い通りにことが運ぶ展開』がけっこう嫌いなんだろうな。この場合の大衆は基本的には作中の有象無象を指すけど、場合によってはリアルの受け手群衆であったりもする。

具体的に言うと、例えばオーディエンスに恋愛模様を晒し、なんやかんやありつつも大衆の望み通りに成就するような展開とか。これはモブだけじゃなくもう少し小規模、知り合いがくっつけるように働きかけてくる→なんやかんやあってくっつく も含む。俺はマーカスに意地でもキスさせなかったプレイヤーだぞ。見せもんじゃねえんだ。

それと同じような理由で、大衆が、またはメタ的な受け手が『こんなヤツは裏では悪いことをしているはずだ、そうであってほしい』と思ったものがその通りの展開であることや、『悪いやつはとにかく作中で成敗してほしい』と望まれ、その通りになることも、なんか、かなり好きではないな。なんで大衆が気持ちよくなるために気に食わないポジションの存在を悪くしたり、それを成敗してカタルシスだのなんだのを与えにゃならんのですか………え!?エンタメの資質がない!?

マジで『悪人が成敗されない展開』よりも、『大衆の要望にお応えして悪人が成敗される展開』のほうがイライラするかも。これ自分でもなんでかよくわかんなすぎる。
『ざまあ系』と言うとそんなに好きじゃないと言う人は多いと思うけど、それでもやっぱり善人が報われ悪人には分かりやすい懲罰を与えたい人は多いのだと思う。いや、私も別に悪人を無罪放免しろと思っているわけではないんだけど……その罰はキャラクターたちのためじゃなく、オーディエンス様のためのサービスですよね……?を感じるのが嫌なんだな。

大衆の望む平均を取る、というようなことになんかロマンを感じないってことなのかなあ。なんでちゃんと立ってるキャラクターでもない大衆・オーディエンスの望みを優先しなきゃいけないんだよ……ふざけるなよ……ってこと?
でも気持ちの良いエンタメって受け手が望むことを実現するから面白いのであって、実際自分もそういう気持ちよさはしっかり享受しているはずなんだけどな。うーん。


よくわからないのであった

稲葉氏の都市伝説解体センターの感想回 を見てた

絶賛しつつも気になる点はあるという雰囲気があって(基本的には絶賛してる)なんかこのゲームをプレイして『どういうところが引っかかるか』がけっこう人によって違うのが面白いなと思った。すごいと思うところはみんなだいたい同じだけど、モニョるところが全然違う……!
多分私がモニョモニョ言ってる部分とかも人によっては全く理解できないんだろうな。逆に私はイナババが気にしてた部分そこまで気にならなかったし。なんか作品がそういう鏡になってるみたいな状態はけっこう面白くて好きかも。あ、この人はゲームにこういうことを求めてるんだ…みたいな。心理テストか?


動画の締めに『すごい評判になってるからどれどれ…という感じで触れるのは違うかも』って言ってて「そうかも~~~~~~~~~~^。^」ってなってオモロかった。すいません、それは私です。イナババの予言のカードじゃん。

でも評判になってても全く興味ないジャンルならやんなかったし、完全に評判だけでやったわけではないんだけど。やっぱウケ方がパラノマサイトとかと似てたからそういう味を求めてしまったところはあるのかも。パラノマサイトとウケ方や評判層が似てるけど本当にあの味では無かったッス。これだけは知ってください(?)

都市伝説解体センター(Fラン大学就職チャンネル監修協力版)プレイしてみたい(地獄の釜だろ)

他者の創作物の感想を書いたり批評をしたりすることと、批評を書いている人間の創作物の出来は本当は関係ないはずなんだけど、どうしてもちょっと否定的な感想を含むことを書いている時「そんなこと言ってるけど、自分はプロの作品を批判できるほどのモノを描けているんですかね…?」みたいなことが過ってしまい、批判するなら何も作ってない方が気が楽だ~~とかついつい考えてしまう。本当はそれとこれとは別問題、関係ないはずなんだけどね。心理なんだろうな、人間の